【※ 当記事は2020年1月5日時点の情報です】
ペイヴメント(@pavement1234)です。
故障する前にROMを吸い出したい。
保有してるファミコンカセットから吸い出したROMをエミュレータでプレイしたいが、
どこまでがOK(合法)でどこからがNG(違法)かわからない。
- 著作者の許可なくインターネットを通じてゲームをダウンロードすることは、法律で禁止されています
- このページは違法行為を助長するものではありません
エミュレータって何?
エミュレータとは、
ゲームの動作・機能を模倣(Emulate)するソフトウェアです。
(BIOSを含まない)エミュレータ自体は合法なので、
インターネットからダウンロードできます。
ちなみに私はVirtuaNESというファミコン用エミュレータを愛用しています。
速度調整ができるので効率良くドラクエのレベル上げが出来たり。
状態セーブ・ロードができるので、どこでもセーブできたり。
セーブポイントも複数(8~10個)作れて非常に便利。
何が違法で何が合法なの?
ゲームエミュレータとROM吸い出しについて、
何が違法で何が合法なのか、まとめてみました。
BIOSを含まないエミュレータの使用 | 合法 |
BIOSを含むエミュレータの使用 | 違法 |
ゲームROMの配布・交換 | 違法 |
コピーガードされたゲームROMをコピーガード解除してコピー | 違法 |
コピーガードされていないゲームROMのコピー (私的使用目的の複製) |
合法 |
合法ROMを吸い出した後のソフト本体を売却 | 違法 |
合法ROMを吸い出した後のソフト本体を紛失 | 合法 |
- エミュレータにBIOSが含まれるのはNG
- コピーガードを外すのはNG
- ROMを吸い出した後のソフト本体を売却するのはNG(紛失はOK)
エミュレータでプレイするのは大丈夫なんですね!
ROM吸い出し機はAmazonで買える
ゲームROM(バイナリ)をPCに吸い出すために
ダンパーと呼ばれる機器が必要です。
ダンパーはAmazonで5000~8000円ぐらいで売っていて、
ファミコン、スーパーファミコン、ゲームボーイなど、
それぞれ専用のダンパーを用意する必要があります。
まずファミコン用のダンパーを買ってみました。
このようなむき出しの基板が1枚入っています。
包装はこんな感じ。
PCと基板をつなぐためにType BのUSBケーブルが必要になるので
持ってない方は購入してください。
続いてメルカリで中古のファミコンソフトを買ってみました。
コレクション目的でなければ
状態が悪い商品(裏側にマジックで名前が書いてあるようなヤツ)は
激安なのでオススメ。
ダンパーのマニュアルやクライアントソフトウェア(吸い出しソフト)は
このページからダウンロードします。
≫- Retro Dumper Download –
試しにゼビウスのROMを吸い出して、
エミュレータにROMを読み込ませたところ、
無事起動できました。
ROMの吸い出し方法はこちらを参照
≫FCダンパー(New FC Dumper)でファミコン用ROMを吸い出す方法とエラー対策
ROMを吸い出したら、
念のためROM Checkerでデータの正当性を確認しておきましょう。
≫ROM Checker
今回吸い出したゼビウスはOKでした
(データベースのCRCと一致しました)。
お勧めのファミコンエミュレータ
エミュポータルでファミコンエミュレータのランキングを調べてみました。
冒頭で述べた通り私は第3位のVirtualNESを使っています。
≫エミュポータル
Android版もあります
Nostalgia.NES (NES Emulator)
PCのキーボードでもプレイできますが、専用コントローラがあると便利です。
もちろんAndroidでも使えます。
但しAndroidで使うときはUSB OTG変換ケーブルが必要。
まとめ
家庭用テレビゲームのエミュレータの違法性が問われることが多いですが、
ROMのダウンロード・アップロードは違法、
私的使用目的のROMコピーやエミュレータの使用は合法
というのが基本の考え方です。
ダンパーというROM吸い出し機はAmazonで入手でき、
マニュアル通りに実行すれば簡単にROMを吸い出せますので、
興味がある方はトライしてみてください。
なおROMを吸い出したら、
念のためROM Checkerでデータの正当性を確認しておくことをオススメします。