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【マッパー185】CNROMとバンク切り替え

【※ 当記事は2020年3月27日時点の情報です】

ペイヴメント(@pavement1234)です。
マッパー185のファミコンROMがうまく吸い出せず。
現時点で解決出来てないのですが
マッパー185について色々調べたので共有させて頂きます。

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マッパー185について調べることになった経緯

前に
FCダンパー(New FC Dumper)でファミコン用ROMを吸い出す方法とエラー対策
という記事を書きました。

普通のファミコンROMの吸い出しはこれで対応できるのですが、
一部のROM吸い出しにはコツが必要。

①②③は上記リンク先の記事で対策まで書いてますが、
④はNew FC DumperでROMを吸い出しても正常に動作しませんでした。

CNROMとバンク切り替えが関係してることはボンヤリ理解しましたが
私にはレベルが高くて理解不能。
紹介サイトを見て勉強してみました。

①マッパー4を88に変えるもの
メトロクロス、スカイキッド、ワルキューレの冒険

②CHR SIZE=0を8Kに変えるもの
ギャラクシアン

③最近発売された未定義のもの
8 bit MUSIC POWER

④マッパー185
B-WINGS、マイティ・ボンジャック、セクロス、バードウィーク、
クォース、バナナ、スパイVSスパイ、オセロ、けいさんゲームなど

マッパー185に関する情報を扱っているページ

≫Enri’s Home PAGE ファミリーコンピューター ROMカセット マッパー3、66、185
マッパー185の回路図と仕組みについて説明されています。

マッパー185のROMは
バンク切り替えをする(CHR ROMをオフにする)約束になっていて、
バンク切り替えができないと無限ループになる様子です。

不正コピー時にゲームを起動させなくするための
簡易コピーガードと理解しました。

マッパー185では一応CHR ROMのオン/オフ用として
ダビング機対策の為のプロテクトのエミュレートとして使用しているようです。

プロテクトのチェックはバンク切換え(正確にはCHR ROMオフ)にして
CHR ROMのデータをチェックして
変化(オフ出来ない)がなければ無限ループになるのが大半になります。

≫INES Mapper 185
英語なのでGoogle翻訳して読んだところ、
マッパー185は弱いコピー防止手段を備えたCNROMボードで使われている
という情報が得られました。
さらにCHR ROMのバンク切り替えのアドレスと設定値がまとめられています。

iNES Mapper 185 is used for games that use the CNROM board with weak copy protection measures.
(Google翻訳)iNES Mapper 185は、弱いコピー防止手段を備えたCNROMボードを使用するゲームに使用されます。

出典:INES Mapper 185

≫CNROM
CNROMについて書かれたサイトです。
まずCNROMの概要がかかれています。

CNROM は 1986 年以降によく利用された基板の名称。
バンク切り替えの仕組みが非常に単純で、
自作ROMにも広く利用されている。
一見単純に見える仕様だが、簡単なコピープロテクトの仕組みを持ち、
ファミコンでは CNROM が出始めて約1年間の
わずかなソフトにコピープロテクトが使われている。

出典:CNROM

さらにCNROM
ファミリーライターと呼ばれる任天堂非公認のROMダビング機への対策と
ROM容量向上の意図があったことが説明されています。

CNROM の protection に関する考察

CNROM が登場する前の 1985 年の時点で
ソフトをコピーするファミリーライターというものが存在していた。

ファミリーライターは EPROM と消去のための穴を設けたカートリッジ
「生カセット」でデータを書き込む装置である。
これは任天堂非公認の怪しいものであった。

当時はバンク切り替えがあるカートリッジはごく一部で、
大半のゲームソフトは
Program ROM 32KB + Charcter ROM 8KB
のデータを書き換えることで動作した。

ファミリライターの対策と
Charcter ROM の容量向上を兼ねたカートリッジが
CNROM と見て良いだろう。

1986年4月に出たソフトは
Charcter ROM のデータサイズが 8KB であるが、
未使用ページへバンク切り替えを行って、
未使用データがでないとゲームが起動しないようになっている。
これはバンク切り替えを持たないファミリライターへの対策である。

CNROM のプロテクト機能は1987年以降には積極的に使用されていない。
これはプロテクトの構造が非常に安易だったことと、
Charcter ROM のデータを 32KB を使うゲームが増えたこと、
ディスクシステムが流行したことなど複数の理由が関与していると思われる。

特にディスクシステムは注目されていてソフトの供給が増えており、
コピーの手法がかなり早い段階で確立していたようだ。

1987年のバックアップ活用テクニック(月刊誌ゲームラボの前身)では
広告欄や記事本編でもディスクシステムのコピー方法が注目されている。

任天堂もディスクにコピー防止策を講じているが、
ROM カートリッジへのプロテクトは少ないように見える。

出典:CNROM

≫diodeがついているCNROM
プロテクトについて色々書かれていて参考になります。

≫こーどねーむ ホンコン with Arduino FC まっぷあっぷ版≫FCArduino_maup

たにやま氏という方が開発した
こーどねーむ「ホンコン」 with Arduino
の吸い出しソフトを改良した
「まっぷあっぷ版」というソフトで
マッパー185を吸い出すことが可能になっているようです。

マッパー185はRead & Saveボタンを押した
後キーデータを聞かれます。

こちらのEnriさんのサイトのマッパー185の所の
CHR ROMオンの2桁の数字がそれです
(入力できるのは0~3の範囲なのでバードウィークは対応してません)

まとめ

結局マッパー185の情報は得られたものの、
ROM吸い出し方法がよく分かりませんでした。
また気が向いたときに調べてみようと思います。

ABOUT ME
ペイヴメント
1974年東京生まれ。
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